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エアコンを取り付ける場所がない!設置が難しい部屋の対処法

昨今の猛暑の影響で、夏にエアコンは必須となっていますよね。

そんな中、物件によってはエアコンを取り付ける場所がないなんてことも少なくありません。

では、エアコンの取り付け場所がない場合、一体どうすればいいのでしょうか?

今回は、エアコンの設置が難しい部屋の対処法について紹介します。

エアコンを取り付ける場所がない!狭い場所でもスリムタイプなら設置できる

スリムエアコン
エアコンの取り付け場所がないとなると、エアコンの設置を諦めるしかないのかと思いますよね。

ですが、狭い場所でもスリムタイプのエアコンであれば問題はありません。

では、スリムタイプのエアコンのメリットとはなんなのでしょうか?

まずは、スリムタイプのエアコンのメリットなどについて紹介します。

スリムタイプエアコンとは?

スリムタイプエアコンとは、室内機がスリムなエアコンのことです。

普通のエアコンの室内機は、横幅が80センチ、高さが30センチほどあります。

奥行きも35センチはあるので、かなり大きいです。

ですがスリムタイプエアコンの場合、高さは25センチ程度とかなり小さいです。

スリムタイプエアコンのメリット

スリムタイプエアコンのメリットは、幅を取らないことです。

普通、エアコンの室内機はサッシの上などに設置することが難しいといわれています。

ですが、スリムタイプエアコンの場合はサッシの上が狭くとも、収まってしまうことが多いです。

中には、奥行きが短いインテリア向けの構造となったスリムタイプエアコンも販売されています。

他にも、スリムタイプエアコンは取り付けスペースに余裕を持たせてくれるというメリットがあります。

エアコンを設置する際は、メンテナンスのため、ある程度の隙間が必要になります。

機種やメーカーによって違ってきますが、大体10~15センチの隙間が必要です。

しかし、スリムタイプエアコンはスリムなサイズなので、この隙間を作りやすくしてくれます。

室外機の設置場所がない時の取付設置方法

取付設置方法
エアコンを設置する際は、室外機を設置するスペースを確保しなければいけません。

そのため、室外機の設置には工夫が必要です。

では、室外機の設置場所がない場合、一体どう取り付ければいいのでしょうか?

続いて、室外機の設置場所がないときの取り付け方法について紹介します。

屋根置き

室外機の設置場所がないときの取り付け方法1つめは、屋根置きです。

屋根置きはその名前の通り、屋根の上に室外機を設置する方法です。

屋根の傾斜角度に合わせて、専用の架台を使って室外機を設置します。
ただ屋根置きは、室外機が直射日光や雨風にさらされることも少なくありません。

そのため電力効率が悪くなったり、室外機の劣化が早くなるというデメリットがあります。

二段置き

室外機の設置場所がないときの取り付け方法2つめは、二段置きです。

二段置きは元からある室外機の上に、室外機を設置するという置き方です。

1台の室外機のスペースがあれば設置できるので、場所に困りません。

ただ、1台目の室外機の上に棚や柱を設置するので、1台目の室外機の電力効率が落ちる可能性が高いです。

天吊り

室外機の設置場所がないときの取り付け方法3つめは、天吊りです。

天吊りは天井から専用の架台を吊り下げ、そこに室外機へと設置します。

ベランダに室外機を置く余裕がない場合、天吊りで室外機の設置工事をすることが多いです。

通気スペースを確保できるのがメリットですが、デメリットもあります。

南向きに設置してしまうと、直射日光にさらされて電力効率が落ちる可能性があるので注意が必要です。

壁掛け

室外機の設置場所がないときの取り付け方法4つめは、壁掛けです。

壁掛けは家の外壁に架台を取り付け、そこに室外機を設置する方法です。

そのため、地面やベランダに室外機のスペースがなくとも、取り付けすることができます。

ただ壁掛け工事を行う際、作業の足場を確保しなければいけません。

足場の確保ができない場合、工事は難しいので取り付け工事は不可能になってしまいます。

また、室外機を置く架台によっては電力効率が落ちる可能性もあります。

立ちおろし

室外機の設置場所がないときの取り付け方法5つめは、立ちおろしです。

立ちおろしは室外機を1階に置き、そこから室内機のある部屋まで配管を伸ばす方法です。

ベランダがない場合や、壁掛けや天吊りができなくとも室外機を置くことができます。

しかし、室内機と室外機が離れると、配管は長くなります。

そうなってくると、電力効率が落ちてしまうというデメリットがあります。

どうしてもエアコンを取り付ける場所がないとき!窓用エアコンがおすすめ

おすすめ

エアコンを取り付ける場所がない場合や、室外機の設置場所に困ることは一体どうすればいいのでしょうか?

そんな人におすすめなのが、窓用エアコンです。

最後に、窓用エアコンのメリットと選ぶときの大事なポイントについて紹介します。

窓用エアコンのメリットとデメリット

窓用エアコンのメリットは、素人でも取り付ける方法が簡単なことです。

その他にも、壁掛け型に比べると本体価格が安いというメリットがあります。

ですが、デメリットもいくつか存在します。

まずインパーター機能がないため、通常のエアコンに比べると消費電力が多いです。

他にも、使用中は稼働音がうるさいです。

しかも窓を常に半分開けた状態になるので、防犯に難がでたり、通気性も落ちます。

このようにデメリットも多いので、壁掛け型とどちらがいいかよく考えましょう。

窓用エアコンを選ぶときに大事なポイント

窓用エアコンを選ぶ際に考えたいのが、装着したい窓のサイズに合うかどうかです。

まず、窓の大きさと窓用エアコンのサイズが一致しないと取り付けることができません。

後は、窓の左右双方装着できるかなどを念頭に置いて選びましょう。

エアコンの掃除が面倒な場合は、内部清浄機がついているかどうかも確認した方がいいです。

まとめ

今回は、エアコンの設置が難しい部屋の対処法について紹介しましたが、参考になったでしょうか?

エアコンの取り付け場所がない場合、いくつかの対処法があります。

室外機の置き方を工夫したり、スリムタイプエアコンを選ぶなど方法は様々です。

エアコンの取り付け場所がなくて困っている方は、ぜひ今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

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